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TOSS SANJO 第70回例会
                         2004.12.11(土)   14:00〜16:30  於 サンファーム
 
(参加者) 斉藤、高野(宏)、近藤、小林、捧、高野(久)、川上、山田(博)、河野、藍澤先生、田代の11名。
       
(1)近藤 話す・聞くスキル6 「かりうど」 北原白秋 評定B2 C5
@6年生に与えるのであるから,凛とした読みを与えるべきである。
A教師の気持ち,思い入れのある読みをせずに,最初は正確な読みをきちんと与えるべきである。
B一番はじめに「らりるれろ」「ろれるりら」から入ったのはよい。もう少し,別の言葉も加え,変化をつけるべきである。
同じものが長すぎた。
C繰り返し読んでから,変化のある読みをしていくとよい。読み慣れていないときに,変化のあるものをしていかない方がよい。
D子どもは教師の方をみていた。プリントを見るのか,どうするのかの指示があるべき,連を問うても,子どもは,まったくプリントを見ていない状態での指示であるから唐突である。戸惑いがある。
Eリズムを失わないような問いかけ,間をもっと研究すべきである。
F話す・聞くスキルは要らない説明を加えるとテンポが崩れる。言葉を削っていくこと。これ以上削れないという言葉にして臨むこと。
G「、」があるところは,きとんと「、」を意識して読むこと。

(2)田代 1年算数「くりあがりのあるたしざん」 A7 B1
@10をつくるところが、わかりにくく、とまどってしまった。
A百玉そろばんで、10をつくるために必要な玉と、さくらんぼでわけた玉の位置を上下でそろえる。
Bワークに○番号があり、さくらんぼと混乱するので、省くべきである。

(3)捧 2年算数「かけ算(2)九の段」学校図書(下)p.33 B7 C1
@挿絵女の子のふきだしの使い方はよかった。
A言わせ方を変えて,何度もかけ算を言わせるのはよい。
B3列目まではブロックを数えたが,4列目からは省略した。省略せずに最後まで数えさせた方がよい。
Cブロックの上に9ずつ増える「9」と下には増えた答え「9・18・27…」を拡大コピーに書き込んでいたが,子供にも自分の教科書に書かせた方がよい。
Dブロックの中に数を書かせることはできないか。(捧は2年生では難しいと判断する。)
Eブロックを使わないで,挿絵の男の子が言うように式でやったらどうか。もう,9の段である。ブロックではていねいすぎるので,上位の子が飽きる。
F式から考えるのは混乱する。ただ,原理をおさえるのはもうここではよいのではないか。途中までやって,「後は自分でやってごらん」と子供にまかせる。

(4)高野(宏)算数 3年 時間と時刻(学図P34) 評定 オールC
 代案や意見をもとに、再考した授業案
@拡大コピーで、同じ絵を準備する。
Aはじめは上の絵(時間の帯と絵)だけ扱う。・・下半分をかくす。
B真ん中の時計を押さえてごらん。 昼の12時の下に正午と書いてあります。
C午 にまるをつけなさい。
D午より前なので「午前」といいます。
E午前0時をおさえてごらん(確認) 真夜中の12時のことを午前0時といいます。
Fおさえながら一緒によんでいきます。 午前0時、午前1時・・・・・午前12時、これを正午といいます。
Gこれよりうしろは、午のうしろ、「午後」といいます。
H一緒に読みます。
 午後1時、午後2時・・・・・午後12時、また真夜中の12時になりました。
 一日は午前と午後に分けられます。
I絵まで出しなさい。(かくしていた絵を出す)
J1の時計は何時ですか。午前午後をつけていってごらん。 2の時計は何時ですか。・・4まで聞く。
K時間の帯にきのう、きょう、あしたと書いてあります。 「きょう」のはじまりに線を引いてもっておいで(確認)
 「きょう」のおわり線を引いてごらん(確認)
L「きょう」のはじまりから正午までが午前でしたね。午前は何時間ありますか。本に書いてもってきなさい。
  午後も同様におこなう。
M午前と午後、あわせて一日は何時間ですか。(書いてあるので確認だけ)
Nここまでやってから、教示用時計を使って針のまわりを確認する。


(5)山田(博) 6年算数「比例」 評定 B9 C1
@作業をやらされている感じがする。なぜその作業をやるのか分からないまま進んでしまう。
Aサイトの2倍、3倍をどこに書くのかが分からない。
B矢印の書き方を変える。
C「鉛筆をおきなさい」の指示が何度かあったが、徹底しておりよかった。
D一方が2倍、3倍、4倍となると、もう一方も2倍、3倍、4倍となる。ここのおさえ方が悪い。

(6)河野 中1数学 1次方程式の解き方 評定 B2、C7 
@移項した式を読ませるときに「書けた人で読みなさい」よりも、少し待ち「全員で読みなさい」として定着を図る。
A「問題をノートに写します」で生徒に背を向けてしまい、無防備になっている。
B=をそろえて書く指示が遅い。
C写すのではなく、聴写したり、例1を書かせるなどいろいろなパターンを身につける。
D「書きます」よりも「書きなさい」と自信をもって言う。
E生徒との距離がありすぎる。生徒の中にどんどん入る。
Fテンションが低すぎる。

(7)高野(久)

(8)小林 社会「建武中興」 評定 B5 C4
@建武親政と鎌倉幕府の違ひについて,子供が端的に納得出来る事実・資料が欲しい。
 「徳」による政治を望む武将が居たのは事実。それだけ魅力が有つた筈。
A南朝側も朝廷を守るためには武将の力が必要であつた。この事を子供に知らせておくべき。
B天皇親政と幕府政治の違ひ。子供が思考し思ひ浮べて答へられるやうな発問が欲しい。
 「天皇親政となつて無くなつたものがあります。何でせう。(答へ:関所)」等。
C鎌倉幕府末期の政治の乱れを具体的に示すと良い。天皇親政の必然性が理解し易い。
Dキーワードは「徳」なのか「義」なのか。授業の文脈を整へる必要がある。
 子供がストンと納得出来る揺ぎないキーワードが欲しい。
E天皇と幕府。それぞれを漢字一字で表させる。「徳と武」となるか。
F普段の社会科の授業はどのやうに進めてゐるのか。

(9)齋藤 食育「魚パワー」評定 B8
@発問と指示をもっと分ける。
A発問の時は止まる。
B画像の出し方は、発問のあとにする。
C血管の断面の画像の脂肪がわかりづらい。
D高脂血症という言葉をいうタイミングがずれた。
E初めが冗長。もっと削る。

(10)川上