もどる

第663回 TOSS SANJO例会

 
【 参 加 】三浦、井上、熊倉、佐藤、田中、田代
1 模擬授業
(1)井上 2年「はこの形」p110~113
① 正しい展開図を選ぶ問題で、「明らかに間違っているのはどれでしょうか。」と問うているが、
「組み立てた時に穴があいちゃうのはどれですか。」の方が、2年生には分かりやすい。
② 「同じものはどれですか。」と教師から問うのではなく、「同じものが2つある。」のように、子どもが気付くように聞くとよい。
③ 色画用紙で分けると分かりやすい。

(2)田代 算数 見方・考え方を広げる
分数→わり算→小数→分数となる。
具体的にいうと
2/5=2÷5=0.4=4/10=2/5
これをサイクル図のように示す。
これまでの学習をつなげて考えるようにしている。
割合でも例えば、
バスケ部 50人
バレー部 25人
サッカー部50人
合計   125人
バスケ部の割合は何%?
最初は分数で50/125とする。
あとの解き方は任せる。
すると
50÷125=0.4   
50/125=2/5=2÷5=0.4
さらに
50/125=2/5=40/100
もある。
分母を100にする。
だから百分率という。

(3)三浦 国語 詩『とびばこ だん』の模擬授業を行った。
向山国語の事前学習会で低学年の飛び込みり教材として紹介されていた。
田中先生が音読を中心とした代案を示してくれた。
低学年なら、楽しく読み、内容を理解する方がいい。
発問、指示で授業を組み立てた自分は頭が固いなぁと改めて思う。
楽しい詩なので、ぜひ1学年で実践したい。

(4)佐藤 にらめっこ図

2 講座検討
(1)熊倉 教え方講座
「主体的、対話的な学びを保障する話合い指導」
対話には3つある。教材、自己内、他者
指名技術にも言及してよい。引き出しが増える。
根拠と理由は違う。
(2)佐藤

3 レポート
田中 向山型国語教え方教室 



【熊倉氏 例会報告】
<模擬授業>
1 井上先生 2年 算数 はこの形
組み立てると箱の形になるものとそうでないものを指摘する課題。
「穴が開いてしまうのがあります。どれですか。」と発問すると、考えやすく答えを探しやすくなる。「イメージ語」を使うと問題のハードルがぐっと下がる。

2 田代先生 6年 算数
分数→わり算→小数→分数と同じ数を様々に表せることを復習し、割合の先生問題。分数、小数、どちらでも解くことができ、さらに処理しやすい方法を検討する。大人が解いても、数の見方が広がり、知が関連づく楽しさを覚えた。

3 佐藤宣久先生 5年 割合
もとにする量、〜を比べる、割合、それぞれが難しい概念である。コンテンツによって3つの概念がすっと入ってきた。「にらめっこ図」という実践を初めて知った。図を描いて立式を確かめるようになった子どもの事実は大きい。

4 三浦先生 1年 国語 とびばこだんだん
読むだけで楽しく元気が出てくるような詩だ。
この年度末や学期初めに適している。
発問によって知的に熱中させることができる。

<講座検討>
 宣久先生  黄金2日目の指導
<レポート検討>
田中 春の向国講座の検討

【三浦氏 例会報告】
井上先生 5年 算数『展開図』
はこの形にならないものを選び、理由を述べる問題。
① 長方形の形と数で選別。
② 実際に、形と色を対応させて、作業させる。
理由を言うのは、段階を踏んであげなければ、難しいと思う。

田代先生 6年 算数
分数、わり算、小数を、サイクル図にして同じことを表していることを確認していた。
割合と百分率も同じことを表すことを、確認する。
また、計算しなくても数値が分かるように、子どもに捉えさせていた。
一つのもので、いろいろな見方ができる。
早く終わると、復習の機会が多くなり、定着して次の学年へ行くことができる。
進度は、速いに越したことはない。

佐藤先生
割合。元にする数と比べる数の大きさについて視覚的に捉えさせ、式を考えさせていた。
『にらめっこ図』というらしい。
立式が間違えにくくなっらと報告されていた。
分かりやすいサイトであった。
講座『黄金の3日間』の検討もおこなっていた。
いろいろな方法があることを
参加者に知ってもらうことが大事である。
田代先生が今年度の学級で目配り(気づく)気配り(考え)心配り(行動する)を常々おっしゃていたそうだ。
また、ポジティブに振る舞うことも。
学級の行動の原点とし、常に立ち戻ることで叱ることなく1年間すごされたそうだ。
素直なかわいい6年生に育ったことであろう。

田中先生
向山国語の講座の資料の検討。
問いに正解して答えるテーマである。
向山先生の谷先生もであった時から。答え方の指導を重ねていた。
ワークテストを、問いも答えも書き直しする授業を行うようになると力がつくのだろう。
3月になってしまった。
今年度も13日である。
また新しい出会いがある。
教え方セミナーに向けて、準備を進めたい。