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第631回 TOSS SANJO例会

 
【 参 加 】 三浦、井上、熊倉、高原、田中、大橋、小山、塩谷、田代

 1 模擬授業
(1)高原 音楽

(2)三浦 あいさつ
5月6日の全校朝会の「あいさつの授業」。

前回、見ていただいたものを修正した。
最後の最高峰の挨拶の提示の仕方を更に工夫して出したいと思う。

(3)田中 6年国語『帰り道』(田中)
・話者が変わっている作品のため、一場面ずつ扱わないと中身がよく分からない子が出てくる。
・討論になる発問として他に以下の発問がある。
「作者がより伝えたかったのは律のことですか?周也のことですか?」
「二人を変えたものはなんですか?」


(4)熊倉 4年社会「都道府県の魅力を伝えよう」 
  年間を通じて取り組む都道府県クイズの導入部。
  調べ方が分からない子がいる。
  地図帳を使って、特産物、祭り、観光の3つを調べられることを授業した。


(5)田代 6年説明文「イースター島には・・」
①説明文3点セット
 段落、問いと答え、構造
②説明文の情報の読み取りのため各段落の超要約
 一言でまとめる
③その際に文字数を指定したり、カタカナ、漢字などのヒント
 を出していく。


(6)塩谷

2 教え方講座
(1)小山

(2)熊倉 講座を作りながら、実践の列挙はできるが組立に悩んでいた。
 「子どもが活用」「個別最適化」「習熟」「交流」
 「授業で教師が活用」「働き方改革」「向山型」「1単位時間」「1単元」
 様々な括りができる。
 講座内に、共通のカテゴリがあると、講座も一本筋が通ってくる。
 参加者のみなさまも、情報が入りやすい。
 整理して作り直したい。


(3)井上 講座検討 特別支援でできるタブレットの活用
①文字を書く練習、計算練習にタブレットは適している
②子どもは特に集中して取り組む。
③一方で、やめられない弊害がある。 東條ドクターは「四角いものは、いらない」 と言っている。
時間を決めることなどが必要
④保護者の立場に立つとどうか、考える。


3 例会報告
(1)熊倉 模擬授業
1 三浦先生 生徒指導 全校朝会の講話
  低学年の児童にもすっきりと分かりやすい組み立てだった。
  挨拶レベルに対して自分はどれかを問う自我関与の発問、実際にさせ体感させるところが参考になった。
  「最高の挨拶」を出す前の「ため」を入れるところは、普段の授業でも活用できる。追試する。

2 高原先生 4年音楽 リズムの手拍子打ち
  私も先日、同じところを授業した。結構難しかった。
  リズムを言葉に変えて楽しい雰囲気で進める、そのアイディアに唸った。
  2チームの片方がリズム取りをして、もう片方が学習した拍子を打ち、最後にはぴったりと終わるところが心地よかった。

3 田中先生 6年国語「帰り道」
  あれども見えずをえぐり出していく発問がとても勉強になった。
  単元の最後に討論を行うことを伝えること、ゴールを意識した単元構成が素晴らしいと思った。
  3人称全知視点の物語。客観視点でリライトさせ、物語が描かれる視点を批評させる展開が勉強になった。

4 田代先生 6年国語「イースター島になぜ森林がないのか」
  発問と指示、答えの確認のテンポ感が心地よく、楽しく学べた。
  27段落の説明文。段落のキーワードを取り出す読解の仕方を学んだ。
  説明文の要旨を掴むための全文要約の仕方、特に、不要な言葉の削り方が勉強になった。
    
5 塩谷先生 3年国語「自然のかくし絵」
  一字読解の授業。明確な発問と指示、そして、丸と二重丸を使って評定していくところが素晴らしかった。
  授業を受けて見て改めて、丸をもらうことの嬉しさを体感した。
  子どもたちが丸をたくさんもらいながら力をつける授業は重要である。

講座検討 小山 井上 熊倉
 5月8日(土)第3回三条会場「まずは始めよう!教室のギガスクール」の講座検討。
 小山先生は2回目の講師役。
 様々な情報を集め、整理し、綺麗な画像を用いてプレゼンを作っていた。
 井上先生は特別支援×ICT。
 東条ドクターの言葉にインパクトがあった。
 専門家の意見やエビデンスを講座に入れると説得力が増す。


(2)三浦 
田中修一先生
光村6年の国語の物語文
「帰り道」
登場人物二人の視点から心情を扱った物語文であった。
視点、人称、情景、山場、象徴など分析の基礎が学べる文だと思った。
自分はどちらかというと「周也タイプだったかな。」と。
共感できるところもあった。
この時期の子ども達に、刺さる文が散りばめられていると感じた。
 
田代先生は、説明文であった。
「新しいクラスと、持ちあがりのクラスと、どちらがいいですか?」
新しいクラスバージョンで、丁寧に進めてくださった。
各段落で、必要な言葉、キーワードを見つけていく進め方
要旨(全文要約、筆者の主張)を作るため、主張が書かれている文を見つけ、削っていく作業を行った。
 
物語文に説明文比較して学ぶことができ、基礎を復習することができた。
 
高原先生は、音楽。
拍子を楽しく言葉に置き換えて打たせていた。
難しいリズムを、言葉に直すことで、刻むことができた。
 
熊倉先生は、各県の
1・特産物
2.祭り
3.観光地
を、アナログの地図帳で調べさせた。
あらゆるページを紹介していたのは、さすがでした。
それを、ICTのロイロノートに作らせて提出させた。
アナログとICTの双方の良さを活かしている実践だと感じた。
 
塩谷先生は3年生国語「自然のかくし絵」の一文読解の授業。
そっくりそのまま写すことは大切な学習方法である。
子ども達に力がついていくと思った。
 
小山先生、井上先生、熊倉先生は
8日の講座検討。
最初に、全体構造を示すことで
参加者の方の理解が深まるのではないかと考え
田中先生の講座を増やすこととした。
 

(3)田中 田代先生の国語説明文
・各段落をキーワードで要約させていく。
 そうすることで、説明文の内容・全体像が見えてくる。
・キーワード要約は、文字数や漢字orかななどを指定してやる。
 そうすることで、テンポ良く且つ子どもが安心して取り組める。
・全文要約は、筆者の主張の段落をベースにしながら、余計な言葉を削ってつくらせる。
 文字数が多くなることを恐れないよう子どもに伝え、そこから削っていくやり方を実際に見せてやることが大事。
 (向山先生の映像全集のイメージを持つ。)