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第625回 TOSS SANJO ハイブリッド例会

 
【 参 加 】 (オフライン)三浦、井上、熊倉、田中、佐藤、田代  (オンライン) 西田

1 模擬授業
(1)熊倉 学級経営
 ①予想、思考させる場面を入れる。
 ②なぜ、一筆箋か。一筆箋と連絡帳に書くのとの違いを取り上げる。
 ③様々に生じる問題行動を保護者に伝えるかどうかの線引きについてもどこかで話す。

(2)田代 5年算数 単位量あたり
 ①5年算数の「単位量あたり」「速さ」「割合」の単元をどう授業するか。
 ②いきなり面積図で行う方法もある。
  しかし、どうしても困惑する子がいる。
  数量関係が2数であれば、分数の方が有効と考えた。
 ③1学期は、分数で通す。その方法を提案した。
  マットの上にのっている。人数/マットの枚数
  人口密度。人が土地の上に乗っている。人数/面積
  1mあたりの重さ。長さの上に重さがかかっている。重さ/長さ
  面積当たりのいもの収穫。土地の上にいもが実った。いも/面積

(3)井上 
5年算数「データの活用」(学図p135~136)
①傾きを囲ませる前にも作業指示があるとよい。
②前回田代先生がしたように、棒グラフは左の目盛り、折れ線
 グラフは右の目盛りを使うことを確認するとよい。
③問題がよくない。分かりにくいが、2010年から2011年の
 輸入率の増加分と、2000年から2005年までの輸入量の増
 加分を、1年分で求めて比べるとよいことがわかる。

(4)三浦
 図工 酒井式


【熊倉氏より】
1 田代先生  単位量あたりの大きさ  型と一貫性
  田代先生のダイアリーの内容を模擬授業として受けることができた。
  https://sns.toss-online.com/u/d32j8k2tgn/wb2kmnbc5eahz6
  
  ① 分数で表してから、わり算で求める手続きは、とてもわかりやすい。
    分数で混みぐあいや人口密度など単位量あたりの大きさが
    分数の分母に「乗っている」という感覚でイメージしやすくなる。
  ② 面積図から指導する場合もあるが、
    突然すぎて戸惑う子がいる。私も経験がある。
    2量の場合は、分数の型で3量が出てくるところで面積図という田代先生の主張に賛成である。
  ③ 分数 = わり算 = 割合 の向山先生の割合の授業を思いだした。

  
2 井上 5年 算数「資料の活用」
  教科書に新しく加わったところである。
  いくつか情報が示され、正しく読み取り判断することが求められている。
  ① 棒グラフと折れ線グラフが同じグラフ内に示されている。
    右と左どちらの目盛りでグラフを読むのかをまずは確認する。
  ② グラフの年度が違っている。
    2000年、2005年、2010年、2011年、2012年・・・・
    そこに気づかせる。違和感をもてるような見方を育てることは重要である。
  ③ 目盛りが違うと傾きが変わること、つまり情報操作ができるようになることも教えたい。
    批判的思考を育てるには良い教材かと思った。