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第614回 TOSS SANJO例会

 
【 参 加 】 三浦、井上、熊倉、田代

1 模擬授業
(1)三浦 1年算数 たすのかなひくのかな ずに かいてかんがえよう
場面絵で最低限の情報を確認する。(まえ、左)
  その後、問題文を読むとすっと頭に入ってくる。

ノートに団子絵を描き、立式に必要な数字だけ書き入れる。
  左     10
    〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇〇
     4   
  104=6 
目なしは全部、目あり(番目)は一つ。

    

 1年国語「ものの名まえ」
話のまとまりごとに、番号を振る。
 1の場面の内容を確認する。
けんじさんは、なんと言ったのかな?(これ、ください。)(りんご、ください。)
 2の場面 さかなやさんでは、おじさんが「さかなじゃ わからないよ。」と言いました。けんじさんのセリフに〇をしましょう。
(「さかなをください。」)
なんと言えばよかったのかな。(「あじをください。」)
 3の場面
ものには「一つ一つの名まえ」と「まとめてつけた名まえ」があります。
(教科書に出てくる箇所に〇をする)
 えんぴつ、消しゴム、定規はどっちかな?(一つ一つの名まえ)
まとめた名まえは、何かな?(文房具)
 楽器はどっち?(まとめた名まえ)
楽器の一つ一つの名まえを教えてください。(タンバリン、鍵盤ハーモニカなど)
 他にも名前を言わせてみる。
(ゲーム、お菓子、野菜、飲み物など)

(2)井上 5年算数10倍、100倍、1000倍の数
①「数字の位はどのように変わりますか」の問いには
「数字が左に行きます」など「左」という言葉を入れない。
次の質問の答えが「右」なので、混乱してしまう。
「1けた大きくなります」と答えるとよい。
②小数点の移動は右になる。
「大きくするには右」と明確にする。
③算数は子どもとやり取りをするから
おもしろくなる。淡々と授業したのでは、おもしろくない。
すぐに書き込ませず、指名、確認し、書き込ませる。そして説明。
   1.342の10倍はいくつですか。
  指名 〇〇さん。(13.42です)
   指示 教科書に書き込みなさい。
   説明「位が一つ大きくなりましたね。」
   とし、100倍、1000倍まで行うと言葉が削れてリズムが生じる。
ちょっとした言葉を補い、問題の概観を示す。
  問題文10倍、100倍、1000倍した時の小数点を、右のに書き入れましょう。
 「さっきは小数点が揃っていたけど、今度は、数字が揃いました。小数点はどこにつきますか。」
  この一言がないと、何のためにするのかが全く分からない。
  数字の並びを見せて、「気づいたことない?」と子どもに言わせてもよいかも。

(3)田代 ワクチン 
①賛否両論、どちらのデータも扱う。
②実験は、エビデンスを示す。
 ただしこれが難しい。
 バイアスが必ずある。
 誰が、どんな目的で、どこからの出資を得て、誰に、どのように実験したのか。
 その規模は?年数は?
③数値はいくらでも操作できる。
④個人差による違いも必要。
⑤今後の世界の動向に要注目。


(熊倉氏より)
 ワクチンを接種するか否か。自分だったら・・・。
 判断には多方面からの知識が必要である。
 マイナス、プラス両面のデータの提示による知的な授業だった。
 ワクチンについて、その成分、天然痘、インフルエンザワクチンの効果に関わる研究や
自然感染とワクチンによる感染の違いなどアンテナを広く、知性的な判断ができるようにしたい。


(4)熊倉   3年算数 2桁×2桁のかけ算

①  図 →  考え の手順で良い。
②  図への書き込みは次のようになる。

https://sns.toss-online.com/u/kuma/ja52yp8crgn5wr

③  筆算
  23
× 12
  46
  
 276 

  3がポイントである。そこに注意を引きつけて提示する


(三浦氏より)

井上先生の5年算数 「10倍、100倍、1000倍」
 「子どもが混乱するので「左」という言葉を一切使わない」という代案に納得した。
混乱させない。すっきりと行う。 

『位は、一つ、大きくなったんだよね。』左とは言わない

「位は二つ大きくなったんだね。」

 『3つ大きくなる。』
 
さっきは小数点がそろっていたが、今度は数字がそろっているよ。
少数点を付けてみよう。
 
小数点は右に動いていくね。 
全く無駄がなく、子どもの思考と一致していた。
受けていて心地よかった。
 

熊倉先生の4年算数
 
「みんな前をみてごらん。」
「折り紙がブロックになっている。」
など、作業と作業の間の伝え方が聞いていて、スムーズである。
私も意識して、子どもの思考を止めないようにしたい。
 
図と式とを往復させ、図に作業をさせて、進めていた。
 
『12人を、10人と2人に分けて考えます。』
次の式が、23×2から始まっていた。
「少ない方から考えてみよう。」
という田代先生のワンクッションのセリフを入れると
流れが淀みなくなる。
「よーく見ておくんだよ。この3は、ここ(10の位)に書くんだよ。」
注目させ、意識づけないと、間違えやすい。
 
ほんの少しの言葉がけがあると、
授業は流れていくことを実感できた例会であった。