もどる

TOSS SANJO 第59回例会
                         2004.7. 17(土)   13:00〜16:00  県央地域地場産業センター
 
(参加者) 斉藤、小林、捧、高原、長谷川、河野、川上(陽)、増家、中澤先生、松野先生、Nina、田代の12名。

(1)田代 算数1年 「ひきざん(1)」 B8
@問題を扱う順番を変えた方がよい。
A鉛筆を持ったままスクリーンを見ている人がいた。きちんと確認する。

(2)齋藤 算数3年 「表とぼうグラフ」(学図p41)
評定 A4 B4
@最初の15秒の目線が低い。 「教科書・・」の時に全体を見ていない。
Aサイトにたよっている。教科書をもっと見させる。
B全員で読ませるときの指示をもっとシンプルにする。教師は全部よまなくてもよい。
C「5年生は何人か」で表がでて、よくわかった。
Dサイトがつぎつぎに展開し、わからなかった。子どもをもっと見よ。

(3)捧

(4)河野  中数2年 「対頂角の性質」(啓林館p80) 評定 オールC
@スマートボードが有効
A何をやっているのかがわからない。
 教科書を読んでから、図を書き写す方がよい。何をやっているのかがわからない。 「教科書の図をノートに写しなさい」
B「こう書きます」が口癖。
C「一直線が180°」はわかりにくい。
Dノートの左半分が図、右半分が説明を書くことはうまくいかない。
E ∠b=70°
  ∠d=70°
上の板書のように=がそろっていなくて∠b=∠dで対頂角が等しいとは理解しにくい。
F角はいくつありますか? の答えは4つではない。発問として間違っている。


(5)小林 道徳 「建国神話」 B11
@子供役の発言に対して淡泊過ぎる。もつと褒めて欲しい。
A「和」を大きな幹としてゐる事は分かるが,発問内容が大きくなつたり小さくなつたり横道に外れたりしてゐて,思考が分断される。
B後半から子供役の内部情報不足で,答へられない発問が続いた。授業の組立の再考を。
C「日本人は色々な物事をそのまま受け容れ調和しなければならない理由がありました。何でせう。」と言ふ発問は唐突な印象を受けた。この発問は不要。「日本の国土は狭く食べ物を求めてあちこち移動出来なかつた事も理由の一つでした。」とさらりと説明した方が良い。何でも発問すれば良いと言ふものでは無い。発問と説明のメリハリを。
D「風呂敷」「和服」「下駄」「和」迄は良く分かつたが「縄文土器」が出る辺りから授業が不明瞭になつて来た。飛躍がある。思考がストップしてしまふ。
E「和」から「聖徳太子」が導かれるのなら6年生の子供達には内部情報があるが,「神武天皇」に直接進むと飛躍があり過ぎる。授業の組立に無理がある。
F日本人は「和」を尊ぶとは良く言はれる事である。しかし日本人である我々には今ひとつピンと来ない。外国の方が日本人をどう評してゐるかが分かる客観的なエピソードを挿入しないと子供達はこの授業の内容が未消化に終はつてしまふ。
G「風呂敷と鞄」「和服と洋服」「下駄と靴」の対比は良いのだが,日本の良さだけを評価する授業には疑問がある。外国との文化の違ひ,それぞれの良さについて触れる必要がある。

(6)高原 音楽2年 「かえるのがっしょうの指導」 評定 A9 B2
@河野先生より
 『顔じゃんけん』は、おもしろい。 中学生でも、おもしろがるかも。
 ※ 参考にしたHP
  http://www.chukai.ne.jp/~zukka/hyoujyou2.htm
  にも、6年生でもおもしろがると書いてあった。
A齋藤一子先生より
 音を出さない音楽の授業はいい。
B齋藤一子先生より
 「かえるのがっしょう」を歌わせるとき、音取りをしてから歌ってほしい。そうしないと、音が合わない。
C長谷川先生より
 「顔じゃんけんは、声を出さないで。」と言われたとき、苦しかった。しかし、それが、その後のサイレントミュージック「かえるのがっしょう」につながるので、納得した。
D長谷川先生より
 階名唱は、一子先生がニーナにしたように、手で音の高さを示すと良い。音程が安定する。
E捧先生より
 最後に、「ドレミファソラを全部使って歌ってみよう。」が良かった。今まで、苦しかったので。
F河野先生より
 階名唱は、歌えない子がいる。黒板に書いてもらえるとありがたい。

G個人的に感じたこと
 『顔じゃんけん』で最後まで残ってしまった子に
 「最後まで、がんばった子です。拍手。」といえばよかったと思った。
 模擬授業では、最後まで生き残った長谷川先生が困ってしまった姿が
一瞬、見えた。(そのときは、チャンピオンとか言ってしまった。)
H個人的に感じたこと
 『顔じゃんけん』は、声を出さない分、一瞬「アレ、相手は何を出したの?」「自分は、何。」と思う子がいるだろう。きっと、じゃんけんに勝ったのか負けたのか勝敗に迷ったのだと思う。そういう子の為に、最初の先生と対戦のとき、「先生は、パーだよ。」「ねじれた顔を作って、チョキを出した子が座れるよ。」といえば、よかった。今日は模擬授業だから、先生方はすんなり理解したが、子ども相手だとだいぶ様子が違ってくると思う。これは、今日の模擬授業を通して、感じた。先生方でさえ、少し間が空いたから。