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TOSS SANJO 第57回例会
                         2004.5. 16(日)   13:00〜16:00  三条市中央公民館
 
(参加者) 斉藤、高野(宏)、近藤、小林、高橋、捧、高野(久)、川上、藤崎、河野、松野先生、川上陽子先生、大塚先生、臼井先生、高橋多美子先生、田代の16名。

(1)斉藤 国語 話す・聞くスキル2「一わのからすが」 評定 A3 B7  
@笑顔がよかった。
A教師が読むとき、視線がスキルに落ちる。簡単なのは、覚えてしまって子どもから視線をそらさない。
Bはじめ、教科書を持っていない人が4人いた。手を打つのが遅い。

(2)高野(宏)

(3)田代 1年算数「いくつといくつ」  C
@百玉そろばんの声がそろっていない。
A百玉そろばんの位置が低く、見えにくい子どもがいる。
Bフラッシュカードが小さく、見にくい。
Cテンポがわるい。
D教科書の挿絵ボードの使いかたがわるい。マグネットもつくかつかないか確認していないマグネットが下に落ちた段階で集中がとぎれている。

(4)高野(久) 2年算数


(5)捧  2年算数「100より大きい数」B6 C4
@パワーポイントでテンポよく示した方がよい。
Aノートに書く場所を四角く囲ったが,それも書いてしまう子どもがいる。余計なことは書かないこと。
B「大きい」から「多い」に言葉が変わっていた。
C上か下かを言わせるのか,数を言わせるのか。はっきりしていなかった。
D目をつむって待つのもいいが,あらかじめ問題をカードなどにしておいて,待たせない方法もある。
E縦に数を並べたのは,分かりやすくてよい。
F大きい位から比べるということが分かればよいのか。 (どの位を見れば比べられるか分かることが目標)
G教科書通りに進めた方が分かりやすい。
H今回は大きい位から開けていったが,子どもが小さい位から開けるといったらどうしたのか。間違いがあった方がおもしろくなる。


(6)河野 中2数学 連立方程式(代入法) 評定 B5、C5 
@代入した式を書かせるときに 「教科書に書いてあるよね」 と言うと生徒は安心する。 
A何が重要なのかわからない。強弱をつける。 基本型をおさえる際に省いてある式(強)写させるところはサッと写させる(弱)
B答えを言わせて板書しているとき生徒が見えていない。常に生徒を見るようにする。
C 1、代入 2、かっこをはずす 3、移項 4、簡単にする  の順番に言葉で確認する。
Dていねいすぎる。
E小学校と中学校のギャップをうめる。


(8)川上 社会「グラフのよみとり」


(9)小林 社会『満洲国』 評定 A0 B7 C3
@分かり難い授業である。特に以下の点。
 ・満洲がどのやうなものか。
 ・何故関東軍と戦ふのか。
 ・満洲に於ける日本人の役割は何だつたのか。 
A小学校の授業でここ迄学習させる必要はない。
B具体的なエピソードが有つた方が子供の心にストンと落ちる。「日本とパラオ共和国の国旗」の授業のやうに。
 ダムや港,都市の建設等もエピソードで語ると良い。
C馬賊等に苦しんでゐた時代と満洲国建国後の生活の比較が欲しい。
D授業がスムーズに流れてゐない。
 〈松野先生の代案〉
 ・先づ満洲について教科書の記述を読ませる。
 ・満洲国が出来てから人口が増えたのか減つたのかを予想させる。
 ・人口が増えてゐた事実を教へる。(認識のずれから授業を始める。)

(10)高橋 5年社会「自動車工場」の導入

(11)藤崎 英会話「Thank you very much. My pleasure.をこう使う」 評定A10 B4 
@一人を相手にしたあとの全体リピートを忘れない。
A「My pleasure.」の意味をオールイングリッシュで理解させられるか。状況設定を詰める必要あり。
Bvolunteerになってマグネットボードを持った子は 「What ○○do you like?」と何度も言うことができ、勉強がたくさんできるが、待っている子がヒマである。
CMake lines Make circlesで、グループを作らせてゲームをした方がよい。
その他、
「実際の授業では、ボードはいくつ使うのか」、「複数形の言い方のバリエーション」などについてご質問、ご意見をいただきました。

(12)近藤 道徳「雪国の生活を知らせることを願った越後の文人」    −鈴木牧之の生き方から学ぶ−
評定 オールB
@何を最初にもってくるか,発問を練る。
A文語調で書かれているところを聞かれても,子どもは答えにくい。
B縮のところは,内部情報がないので答えにくい。
C雪氷学者に注目されたのは,「北越雪譜」のどんなところかを具体的に出せるとよい。
D発問6のところは,サイトが絵が出ていたが,目次が出ているとよい。
E「江戸でなぜ売れたのか」は,自由に答えさせていくとよい。そこから,「初めて雪のことを知らせた」ということにしぼりこんでいくことができる。
F昔の言葉がたくさん出ているが,精選するとよい。
G新潟県にこういう人がいるということを知ってもらうことは価値がある。
H出版まで40年間かかったことを,年代を追って「出版できたかどうか」を問うとよい。
資料をうまくつかっていくと40年間かかったことをとらえることができる。
I出版したいという思いだけでなく,具体的な裏づけのある資料を提示できるとよい。
J様々な切り込み方がある。組み立てを再考していくこと。