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TOSS SANJO 第55回例会
                         2004.4. 20(火)   18:00〜21:00  於 メッセピア
 
(参加者) 斉藤、近藤、小林、捧、高野(久)、川上、河野、田代の8名。

(1)小林『日露戦争』 「日露戦争」評定B4
 @ 答へがダブる発問があつた。
  a「沢山の國が見物してゐるのは何故ですか」
  b「見物しながらどんな事を言つてゐると思ひますか」
  aは「理由」を問ひ,bは具体的内容の予想をさせる発問。
  bの方が子供の思考を促す。よつてbの発問を残す。
 A 枚の絵から様々に連想を膨らませるのは良い。ただ今回は1枚の絵からの発問が多過ぎた。
 B 発問後ノートに考へを書かせるのは良い。 しかし7分の授業なら多くても2〜3回が適当。今回は多過ぎた。
  すぐ列指名,或いは挙手させて人数確認するだけで良い発問も有つた。
 C日本も植民地になる可能性が有つた事も伝へたい。
 D日本が多大な犠牲を払つた事も伝へたい。 
 Eどうして日露戦争に勝利したかも伝へたい。  短いエピソードを挿入出来ないか。
 F発問「日本を応援する國は有つたでせうか」の答へは出さない方が良い。
 G 「日英同盟」には触れなくとも良い。英国のお蔭で日本が勝つた印象を与へる。授業が濁る。
 H「(日露戦争に)何故勝てたと思ひますか」の発問は削除。考へる手掛かりに欠ける。その代はり勝因をエピソードで語る。
 I 当時の文明国を地図で示す場面。国名を問ふ必要はない。教師が言へば良い。スクリーンに国名も投影する。
 J 「欧米植民地支配図」の説明は支配される側の立場に立つた言葉にする。
  ×「広い領土を持つてゐました」→○「国が支配されました」....等。
 K 「欧米植民地支配図」を示す場面。 「一番広い領土を持つてゐた国は何処ですか」と問ふ。ロシアの広大さがクローズアップされる。
 L 「欧米植民地支配図」を示す場面。欧米の支配を未だ受けてゐない国々も不安で怯えてゐた事を伝へる。
  日本も大きな不安を抱へてゐたのである。
 M 授業の最初と最後で子供の認識の変化を明確に

(2)田代 漢字スキル B6
 @漢字スキルの我流の指導をどう脱却するかがポイント
 AQAのような形で資料を用意する。
 B初期・中期・終期の指導のちがいを明らかにする。

(3)近藤 「教師の仕事術 子どもへの対応術」
@子どもを見るという内容とともに,アドバルーンへの対応を入れると若い教師に役立つ。
A給食のおかわりのシステムも知らせるとよい。
B赤えんぴつ,ミニ定規のストックは,画像であったが,実物がよい。
C前半に具体的なものがない。具体的なものを入れる。
Dそろっていなくとも,待たないで授業に入ることの,基本的な意味を話すこと。
E待たないで授業にすぐ入る時の活動の例をあげる。授業開始直後から,そろっていないのに,すぐ授業の核心に入るような言い方をしない方がよい。

(4)齋藤 TOSSデー講座「ADHD/LD講座」 評定 B4 
@19分で長い。
A「軽い障害」から「軽度発達障害」にすりかわっている。直す。
B「注意が集中しすぎる」→「自分の興味のあるところしか」を付け足す。
CLD児、広汎性発達障害の説明をよりわかりやすくする。
D授業の9項目を短く精選する。
E校内研修のできるような肉厚な資料をおみやげにする

(5)河野 TOSSデーin新津「齋藤・山田の模擬授業クリニック」  中1数学「方程式の解き方」 評定 B2 C4
@指導案ばかりを見ていて、生徒を見ていない。
A歩きながら発問したり、説明しながら書かない。
B指示の後の確認がまったくされていない。
C発問した後は必ず周囲全体を見る。
D生徒が答えたら「そのとおり」など反応する
E目線が下がっていた。生徒はさびしがる。
F「やっていません」と答えた子には毅然と対応する。
G「例1 4χ−15=9をノートに書きなさい」と言ってすぐに板書するのではなく、言った後で生徒が書き始めるのを確認してから
  板書する。