(1)山田(直) 国語 「まど・みちお」の詩(松野孝雄氏の追試) 評定 A 2 B  6 
 【教態】
 @指示をした後、視点が定まっていない。 
 A上の空である。 
 B「鉛筆を置きなさい」と言っていながら、 まだもっている人がいることを指摘できない。
 C教師の範読の時、スクリーンをみたり、子ども のほうを見たり定まっていない。
 【指示・発問】
 @ノートに視写させた後、音読をさせた、が ノートを見て読むのか、スクリーンを読むのか
不明確であった。また、視点もゆれる。
 A「一行あけたあと」という指示がわからな かった。「一行おき」ととらえてしまった。 
 B「一行あけ」を徹底するならば、画面上に □を作っておき、その次の行、ここに「○」
(最初の文字のこと)が入ります。と、 確認した上でさせるべき。 
 【組み立て面】 
 @「にんじん」→「とうがらし」→「ひょうたん」 の順にしたらどうか? 
 A何をしたかったのか? 
 Bスパッと教師が解を示したが、「なんでなんだろう」 と思う子はいないのか?
(2)近藤 俳句「咳の子の なぞなぞ遊び きりもなや」 中村汀女 評定 B6 C3
 @発問した後の作業指示をきちんとすること。  どこに何を書くのかをあいまいにしておかない。
 A「書きましょう。」ではあいまいになってしまう。「書きなさい。」 とはっきりとして指示の言葉を使うこと。 
 B教師が子どもに考えさせる前に解を確定している。発問の言葉を吟味 していくこと。
 Cテンポリズムとのある授業に構成していくこと。発問5までは,もっ とテンポよくすすめる。発問6からは,ゆっくり考えさせる。ゆっくり
としたリズムをもつこと。 
 Dルビつきにして読ませる。教師の範読も最初の段階で入れる。そうすることにより,説明しないですすめることができる。言葉を削ることが
できる。 
 E「母」という言葉が突然出てきた。「話者は誰ですか。」と問い, 「母ということですすめましょう。」とするとよい。 
 F「きりのなや」で,「きりのないものは「なぞなぞ遊び」と出た後, 「きりのないものは,もうひとつ何ですか。」と聞いていた。
ここは,「きりのないものは何ですか。」という問いで,二つが出てく るであろう。
(3)田代 国語 詩「冬は」(6年光村) A3 B5 C1
 @対比の提示の仕方が新しく提案性はあった。
 A対比をみつけるのが、難しくしっくりしないところがある。
 Bわからない子、できない子に優しくない。
 C組み立てが粗い。スモールステップが必用。
 D「冬は、悲しみに比べて〜」よりも「悲しみは、冬に比べて〜」を先に考えさせるべきである。
 E心に対比する言葉を考えて補わせると対比がより明確になる。
 F対比として、でてきた言葉を詩から消去していければ、もっとわかりやすくなる。
(4)山田(博) 4年算数「式と計算」  B…7  C…2 
 @問題文の中のキーワードを、赤鉛筆で四角囲むのは良い。 
 Aそのキーワードを式にする際に、書いたものから消していってはどうか。 
 B式を解く際に補助計算が必要。ノートのどこにスペースを取るか話して いない。
 Cやす子さんの最初のセリフ、どう扱うか。 
 D文章題なので、何を求める問題か聞く必要がある。 
 Eノート、黒板、教科書と視点の移動が多い。最小限に。 
 F顔が怖い。 
(5)高野(久) 4年算数「式と計算 1時間目」 A1 B6 C3 
 @どんな問題かと聞かれても答えられない。 
 A教科書のあいているところに筆算をさせる。 
 B図を扱った方がいい。 
 Cスキルの扱い方はどうなっているか。 
 Dスキルは計算しかでていないが,テストでは文章題がある。 
 E他の教科書ではやす子さんのところはどのように扱っているか。 
 F3口の計算は,2年生ででてくる。ただし一桁。 
(6)高原 音楽『日本チャチャチャ&お手玉遊び「はい、どうぞ」』   
   http://www.geocities.jp/takaharamanabu/nippon.htm
   http://www.geocities.jp/takaharamanabu/otedamaasobi.htm A6 B4  
 @田代先生、斎藤先生より  『はい、どうぞ」「はい、かえて」では、最初の「はい、〜」が同じなので、「さあ、どうぞ」とかがよい。 
 A斎藤先生より  「はい、かえて」は、難しい。二つの違うことを同時に行っているため。それを解消するために、両手で蓋をして、ひっくり返してもよい。 しかし、そのためには、かけ声もかえる必要がある。
 B近藤先生より楽しい雰囲気だった。 
 C田代先生より  音楽が苦手でも楽しめた。 
 D斎藤先生より  お手玉遊びが楽しかった。 
 E田代先生より  お手玉遊びは、小グループで練習させた後、全員でさせてもよい。
 F斎藤先生より  Eをすることにより、あちらこちらで分からない子が続出する可能性がある。
(7)郷 音楽「きらきらぼしで発声指導」 評定 A10 B1 
 @最後にみんなで歌うときは、教師が前にいて動かない方がいい。教師がうろうろ しない。緊張感がなくなる。まとめの段階なのであるから、個別評定は、必要な段 階の時、別の時にすればよい。最後は、子どもと目と目を合わせるなどして、ほめ る気持ちを伝えればよい。 
 Aポイントを1つだけ言っていた。いくつも言われると、わからなくなる。
 B「大きい声を出しましょう」という指示は1つもなかった。「大きい声を出しま
しょう」と言わないで、声が大きくなっていくのがよい。 
 C何年生を対象としているのか。 
 D5・6年生なら、「ほっぺアップ」「二人組で見て」という指示に抵抗を感じる 子どももいる。ほっぺを上げるのは2次的なことで、口の中があいていればよい。 口が小さくても、そばで聴くときれいな声を出している子どももいる。そういう子 どもを認めたい。
(8)斉藤 道徳「ビッグ・ハグ」 評定 A4 B5  
 @力也君のものでは、河田氏の「3人のお母さん」よりよい。 
 A説明が長く感じる。語りになっていない。 
 Bいいよどみがあった。体に入っていない。 
 Cだれるのは、緩急、間、強弱がないから。 
 D作業指示、指名のしかたに時間の意識がない。 
 E原実践との変更点が明記されていない。 
 F家庭環境に配慮を要する子供がいたときの授業は、どうするか。「今は一緒でなくても、親は必ずあなたのことを見守っている」と話す。野口芳宏氏は「家庭環境に負けないたくましさを育てよ」という。
 
(9)川上
(10)山本
(11)藤崎 英会話「Can you ○○? Yes, I can./ No, I can't.」 A・・・全員
 @笑顔で藤崎ワールドに引っ張り込んでいる。 
 A空白の埋め方が、老獪だ。 
 Bターゲットのダイアログ以外にも、ところどころに 日常使える言葉を入れている。
 Thank you. You are welcome.Really?など。 
 Cアクティビティのリレーゲームを、(シナリオ通りにグループで行わず)渡邉憲昭先生式リレーゲームに変えたことで、変化と緊張感が出た。
 D「Can you dance?」をダンスしてみせてくれそうな子を指名して問うようにするなど、「仕組むこと」により、Canの意味を理解させ、楽しい雰囲気も作ることができる
(12)捧6年算数「比例」第4時 評価 B−4,C−6
@もう六年生なのだから,いつもいつも隣同士で確認させることはない。
A表を書かせたときの確認が,あいまい。前回の例会でも指摘されたように,わくだけ書いて持ってこさせ,早く終わった子に板書させるなどの方法をとる。
B表を書かせる指示が,ごちゃごちゃしている。「先生と同じに書きなさい。」と一気に書かせた方がすっきりする。
C田代先生は,割り算をさせて,何倍かを確かめさせた。
D割り算がいいのか,かけ算がいいのか,どちらかはよく分からない。ただ,子どものことを考えると,割り算は確かに抵抗がある。
E表を分けて扱う方法は初めて知った。
(13)河野 中学数学「比例の利用」 オールC
 @日本語になっていない。 
 A答えにつまる発問を(自分が気がついただけで)2つした。 
 Bアンダーラインを2カ所引いたが 1カ所に絞った方がわかりやすい。 
 C教科書の言葉と板書の言葉が違いわかりにくい。 
 Dノートに書くのか、話を聞くのかの指示がはっきりしない。 
 E問題をイメージしやすくするために  教科書の図に書き込む。 
 F「それでは」の口癖を直す。