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TOSS SANJO 第44回例会
                         2003.9. 19(金)   18:00〜21:30  於 メッセピア
 
(参加者) 斉藤、高野(宏)、近藤、小林、高橋、捧、高野(久)、高原、川上、山田(直)、郷、藤崎、山田(博)、長谷川、河野、阿部、本間、TOSSやひこの山田淳先生、田代の19名

(1)田代 国語 俳句 A2、B6
 @「読んでごらんなさい」の指示では一斉に読みの練習をしてしまう。「読んでもらいます」とする。
 A箇条書きにさせるところで時間を30秒もとっている。もっと短く。
 B7分でおさまっていない。
 C主発問がどれなのか、何が山場なのかはっきりしない。
 D言葉の比較検討は思考を要するが、なくてもいいのではないか。
 E区切る場所の教師の解があまい。
 Fもっと言葉にこだわる。教材との葛藤がない。

(2)小林 社会「占領下の検閲」 評定 A0 B9 C0
 @考へる根拠に欠ける。「戦争に負けたのだから検閲を受けても仕方ないのでせうか。」と問はれても,「仕方ないのでは。」と思つてしまひがち。ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムをあの程度示されるだけでは考へる根拠に乏しい。苦しい所である。
 A刑務所の囚人は検閲を受けても仕方がない。日本は犯罪を犯したわけではないが,日本国を犯罪者と同列に考へてしまふ傾向が日本人にはある。それを崩さないとこの授業は成立しない。
 Bポツダム宣言に「言論の自由」を謳つてゐることは分かる。しかし,検閲の不当性を伝へるにはインパクトが弱い。ポツダム宣言の意義や重要性について子供に知らせる必要がある。
 C「全日本国軍隊の無条件降伏」と「日本国の有条件降伏」がスムーズにリンクしない。短時間で子供に理解・判断させるのは難しい。(ポツダム宣言を中心とした授業の組立が必要か!?)
 Dポツダム宣言を提示されるより,GHQが草案を作成した日本国憲法「言論の自由」「検閲禁止」の条項を示した方が納得出来た(前回の授業)。子供の心にストンと落ちる組立が必要である。
 E提示する画像やテキストを精選する。不要なものは早目にフェイドアウトさせる。
 Fある発問に答へた一人の子供に対し,「何故そう考へるのですか」と問ひ詰めてはならない。

(3)河野

(4)山田(博) 算数「わり算の筆算」  評定 A6  B8
 @大きいから引けない、小さいから引けるを確認しながら進めること。
 Aノートに式を書く指示を出す。
 B不用意な動きをしないこと。
 C「何をどこに写しますか」と問うているにも関わらず、それに合った解答を させていない。発問どおりに答えさせること。
 Dやり直しの筆算(1小さく)は、ごちゃごちゃ説明せずにサッとやる。
 E最初、板書までの時間に空白があった。

(5)山田(淳)

(6)高野(久)

(7)郷 音楽「子どもの心をわしづかみにする音楽の導入(全学年)〜おもちゃの チャチャチャ・おおきなうた〜」
評定 A10 B6
 @前に出て歌ってもらうとき、8人ではなく7人にする。最初は音がとれないので教 師が歌う。
 A曲が流れながらの指示は聞きづらい。マイクを使う。
 B「おもちゃのチャチャチャ」の字が見づらい。会場の縦・横の広さをよく考えて、 どの人にも見えるように。
 C立ち位置が低いので、一段高いところに立ってはどうか。
 D当日はもっと人が多く、広くなる。声が1人1人に届くまでに時間がかかる。その 時間差でテンポが悪くなるおそれがある。 E先回より、郷らしい雰囲気になってきた。
 F「ハヘホ」カードは、見にくい色がある。縁取りするなど、見やすくなるように。
 G「おもちゃのチャチャチャ」は、立ったり座ったりがつらい。すぐ「まねっこ歌 い」に入る方がいい。

(8)川上

(9)藤崎  会話「Which do you like?」 A13 B5
 @カードを探す時間の間が空く。無言で行わず、何か言うとよい。また、カードの裏に書いておくと、探す時間が短くなる。
 A受け答えの「Me too.」があってよい。リレーゲームでも入れなくてよいか。
 Bまた、「Me too.」だけで物足りない。受け答えのバリエーションが欲しい。
 Cゲームの説明が足りない。 モデルを使ってわかりやすく行う。

(10)近藤 「転んでいる人がいたら助け起こす」(道徳) A3 B15
 @不要な説明が多い。削ること。
 A答えにくい発問がある。子供が思考できるよう、発問を練ること。特に発問8で流れがすごく悪くなった。発問8を再考すること。
 B時間の流れがぐちゃぐちゃになる。子供が混乱しないよう、整理すること。
 C「役に立たない」「出て行け」「いらない」の三つの言葉から考えさ せること。前半の言葉を出したのでは子供が考える場面を奪ってしまう ことになる。
 D村上さんのマリ共和国での現在の活動の画像はよかった。ただ流すのではな く、必要な説明を短く入れること。

(11)斉藤 食「朝ご飯パワー!」 評定 A12 B7 
 @動画の画像が理解できない。「一目でわかる」でなく、「ひとりよがり」になっている。肝臓・心臓・・・ブドウ糖がどうなっていくのかがわからない。アドレナリン・・・脳の外にあるので、誤解を生じる。ニューロン・・・仕組みそのものが説明不足。
 A発問1のあと、説明4に付け足した教師の言葉が不適切。
 Bアドレナリンは必要な物質なのに、悪いイメージを強調している。
 C発問1で「一回でも抜かしたことがある人?」と聞いているのに、 説明5では、「毎日食べない」にすりかわっている感じを受ける。
 D時計の色で、昼ご飯の部分が薄く、わかりづらい。(昼夜を意識させようとした配色だが、検討する。)
 E説明6、炭水化物のあとご飯・パン・ジュースの三択問題を出したが、よく理解できなかった。
 F思考できず、聞くだけになっている。
 G説明3が練れていない。
 H画面のどこを見ればよいかわからない。 一画面の情報が多い。
 I指導案が言うとおりにかかれていない。
 J子どもの視線を意識して言葉を発する。

(12)高野(宏) 総合  A12  B7
 @言葉を削る。
 A説明と発問をわけ、発問はゆっくり言う。
 B《責任》→《せいで》に変える。
 C発問を言ってからクリックする。
 D指名計画がなく思いつきであった。どの場面でどのように指名するか計画する。
 E発問4・・朱鷺の種を限定した言い方に直す F中国保護画像.ゆうゆう画像が不適切。さがす。
 G発問7は教師がまとめる。
 H最後が切れていてつながらない。ラストを検討する。・・・・大問題。
 I「絶滅していくものを保護し増やす」という考えや「なぜ朱鷺だけが特別扱いされたのか」という考えはずっと前から論争されてきたところである。   過去も現在も賛否両論されている問題だということを頭に置き、あえて授業を提 案する。