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TOSS SANJO 第38回例会
                                              2003.7.19(土)   14:00〜17:00  於 三条市中央公民館
 
(参加者) 齋藤、高野(宏)、近藤、高原、高野(久)、山田(直)、山田(博)、長谷川、河野、田代。法則化Bleuから遠藤先生の計11名。
       スマートボードを使っての模擬授業を行った。
       
遠藤先生から、スマートーボードを使う際の留意点として次のことを指摘していただいた。
 @スマートボードを私用すると、スクリーンを見ながら範読したり、発問したりすることになる。
  子どもに背を向ける形になる。「教材文を暗唱している」「発問が揺れない言葉となって頭に入っている」
  こうでないと、スマートボードが生きない。
 A子どもの視線の揺れを少しでも減らすために、教師はスマートボードの横に立つ、
  必要な情報をできる限りスクリーン上に提示するといった使いこなしが必要。

      
T 模擬授業
(1)田代 国語「やまなし」 評定 A1 B5
 @「やまなし」を扱った者でないとよくわからない授業である。
 A色からその意味、考えを熟語で表現するのは短時間では無理であった。
 BPPで「黄金」を上にもってきて、黒の世界と白の世界のどちらに位置するかは新鮮だった。PPによって視覚的にわかったことがある。
 C授業で鍛えてこないクラスでは使えない。ましてグレーゾーンの子にとっては学習が困難である。

(2)遠藤 国語「小景異情」 評定 B6
 @5分なら暗唱と解釈の両方は無理だ。音読→解釈でよい。
 A2つで分けることの提案性がよくわからない。分け方がいくつも出た場合、短い時間でどう処理するのか。
 Bオーソドックスだが、「話者はどこにいるか」がよいのでは。

(3)山田(博)  算数「かりの商のたてかた」 評定B7  C1
 @これは向山型ではない。ビデオで勉強すべき。
 A基本型を読ませているが、これでは読めない。向山先生は、基本型を徹底的に植え付けている。アルゴリズムを植え付けるべき。ただし、リズム、テンポよく。
 B説明が長い
 C板書は横に進むが、ノートは下に進む。その際の指示が必要。
 D板書する際は、教師は定規は使わない。使うとテンポが悪くなる。
 E子どもが黒板に書く際も、定規は使わない(私は、使った方が良いと思う。時間差の調整にもなる。4年生だとまだ、きれいに書けない子も多いので)

(4)高原 音楽「リズムに乗って、名前リレー」 「ツギハギ歌ゲーム」 評定 A2 B6
 @「うさぎとかめ」と「ゆき」の歌を何度も歌わせたほうがよい。例えば、AグループとBグループを同時に歌わせる。AグループとBグループをカノンで歌わせる。
 A以前聞いたことのある遊びだ。「うさぎとかめ」と「ゆき」でなく、別の歌だった。
 B1小節交代歌いの場合、はじめの部分だけ(その日は赤丸で囲んだ部分)を歌ったほうが、歌いやすい。

(5)高野(久) 理科 夏の星  評定 A4 B4
 @指示は,「わきお」。わかったこと,次に気づいたことそして思ったこと。
 A方角を提示するべきだ。「つかえる物」であってほしい。
 Bいくつかけたかを必ず聞くこと。少ないひとから発表させる。
 C指名なしは,一人一つが原則。
 D発問指示をしてから,日付タイトルを書かせるのはADHDの子には優しくない。
 E星の学習にはパワーポイントがよい。

(6)近藤  道徳「かけがえのないもの この世に一つ」 評定 A1 B6 C2
@「紙風船」は不要である。紙風船としゃぼんだまを比較しても,命の大切さにはつながらない。
A野口雨情は,どんなことを思っていたかわからない。発問に対して,考える拠り所,情報が少なく考えにくい。
B2番の歌詞だけを提示し,考えていかせないとだめである。1番から2番の歌詞まで提示してあると,焦点化しにくい。
C1番は天寿をまっとう。2番は,生まれたばかりで亡くなる。2番を取り上げ,その後1番に戻れば,命ということをとらえさせることができる。

(7)斎藤 食「お箸の国の人になろう」 評定 A4 B5
 @手の骨の画像が小さく見づらい。大きくし、増えた骨に彩色するなど、比較しやすくする。
 A手の骨の成長の部分の意図がわかりにくい。
 B持ち方クイズで5択は、多い。少なくして、正解をズームアップするとよい。
 C最後の持ち方の画像も直す。
 D「何本働いていますか。」は「何本で持っているか」と混同される。「何本必要か」がよい。→「働いているか」でよい。
 E親指、ひとさし指、2本指、3本指・・・の選択について、、 「ひとさし指」の選択肢は不要。
 Fお箸の持ち方の確認はよい。
 G前半がもたつく。
 H目が生徒役の方にいっていない。

(8)長谷川 音楽「ドレミの歌」 A5 B4
 @指導者のPC操作が忙しすぎる
 A「ドレミの歌を歌おう」と言う表題は最初のページだけで良い
 B八分音符、四分音符などのリズムうちは心地よい
 C突然「ドレミの歌」の前奏が流れて、うるさく感じる
 D歌詞の虫食いは、歌うときに答えが表示されると良い
 E最初の歌詞が虫食いなのは歌いにくい
 F「ドレミの歌」と「リズムうち」を関連させる
 G「ドレミの歌」を1番だけにする

(9)山田(直)「道徳」 介護? 評定 B 1 C 9
 @ねらいがなにかわからない。何をしたいのかが見えない。 春山氏をとりあげたいのか、介護の必要性をとりあげたいのか?
 Aグラフは統計資料として軽く扱ったほうがよい。
 Bグラフのデータと、発問との間にずれがある。授業を受けているうちに、初めは介護に関して当事者性を持って聞いているのだが、だんだん人物の傾斜してきている。
 C発問、指示の言葉がおかしい。

(10)高野(宏)  生活指導 5つの車
 @原稿を読んでいた。子どもに向き合って話し、語りかけなければいけない。
 A4つ目の車、霊柩車はいらない。 言葉だけにする。
 B音などなくても、子どもたちはすぐにあてる。
 C説明がながい。