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TOSS SANJO 第24回例会
                                              2002.9.21(金)   14:00〜17:00  於 三条市中央公民館
 
(参加者) 齋藤、近藤、小林、大関、高橋、本間、高野(久)、高原、山田(直)、郷、藤崎、山田(博)、藤崎、田代の13名
      
T たくみ講座の模擬授業
(1)斎藤 食 「ごはんのよさを見直そう」
・所要時間 9分17秒
・前半の組み立てはよかった。予想がつかない発問になっていた。
・前回の授業より、ごはんのよさがよくわかるようになっていた。
・後半の後藤氏のHPが唐突、情報量が一気に増えてついていけなくなる。
・後半は、発問が不明確、作業もなく、だれてしまう。
・川口能活選手はもうマリノスではない。

(2)近藤  道徳「花火師嘉瀬誠次さん夜空にかける願い」
 ・考えていく足場があるようにするために,資料提示と画像の工夫。
 ・発問の吟味と工夫。
 ・出た答えに対し,授業者がその答えに対してかける言葉の検討。
 ・語りにメリハリをつける。
 ・発問や指示の出し方を間をとりすすめていくこと。

(3)大関 算数「たし算」

(4)田代 国語 「カニを悼む歌」
・ 主題を読みとらせるならば内容をもう少しつっこまないとならない。例えば「人」とは何か。考えさえるべきである。
・ 「いたむ」という語をどう指導するか。要検討。「悼む、痛む、傷む」。漢字の成り立ちもふれ、意味をあつかいたい。語彙を大切にしたい。
・ もう一つパロディーを加える方法もある。
・ 子どもにどう指導したか。子どもの反応はどうだったか、それがまず必要。模擬授業のための授業ではない。子どもにどう授業するのか。それが全てである。

(5)小林  社会 『東京裁判』2回目
 ○8月例会時に比べ,検察側,弁護側の意見が分かりやすくなった。
 △板書では,中央に裁判官,左側に検察,右側に被告・弁護人を配置している。フラッシュで東条,清瀬,キーナンを提示する際も,板書と同じ配置にするべき。今日の授業では東条が中央で,左側に清瀬,右側にキーナンという配置になっていた。
 △マッカーサー発言(1951.05.03 米議会上院・軍事外交合同委員会時)は削ってもよい。パル判事の言葉の紹介で十分である。マッカーサー発言の内容や背景は小学生には若干難しく,追い打ちの感がある。
 △検察側,弁護側の意見が分かりやすくコンパクトにまとめられたのはいい。だが,主語がない文が多く理解しづらい。主語を入れた方がよい。また,検察側と弁護側の意見が対比できるように記した方がよい。 
 △「どう思いますか?」という問いが多い。 考える視点を与える「発問」を工夫すべきである。繰り返しにも変化を。
 △「東京裁判」以後,このような裁判はなくなった。それなら「東京裁判」以前はどうか。事後法で「戦争行為」を裁いた裁判は後にも先にも「東京裁判」しかない。このことも子供に知らせてもよいのではないか。  
 (注)「東京裁判」に似た裁判に,ナチス・ドイツを裁いた「ニュルンベルク裁判」がある。これも事後法(事件が起きた時には法律上犯罪とはされていなかった行為を後で制定され
た法律によって処罰すること)で裁いたもので,裁判とは言えないものである。そういう意味で「東京裁判」と似ている。しかし,この裁判は「戦争行為」そのものではなく,ナチスの非人道的な行為を裁く裁判であった。国際法上それまで存在しなかった法(いまだ法にはなっていないが)を作り「戦争行為」を裁いた「東京裁判」とは性格が異なる。

(6)高橋 社会「平和を考える」

(7)高原  低学年には歌やジェスチャーから(英会話)
 ・会話が、一方だけが答える形だった。(もう一方は答えなくていいのか?)
 ・英会話には、練習が必要。特に大勢の前では、もっと言葉が出なくなる。
 ・会話に入る前に、もうワンクッション必要。
 ・繰り返しももっと必要。

U 模擬授業 
(1)山田(博)  道徳「嘉瀬誠次さん、夜空にかける願い」
 ・発問がスライドに明示されていたため、作業がスムーズに行えた。毎回この手法が通用するわけではないが、今回に関しては良かった。
 ・発問した際に、答え方まで明示したのが良かった。
 ・地図の中のアムール河、ハバロフスクを強調するところが良かった。
 ・最後は嘉瀬さんの写真で締めくくれるとよい。最初に嘉瀬さんが出たきりなので。嘉瀬さんのことを学習しているという意識が薄れる。
 ・長岡祭り。1日目は鎮魂。2日目と3日目は、復興の意味合いである。長岡花火は供養の花火ではなく、長岡復興の花火である。

(2)郷 例会報告 「英会話 導入の授業」>
 ・ゲームの際の会話のさせ方に注意。あいさつも何もなくていいのか。 
 ・What〜?の疑問文で、語尾が上がるのはおかしい。
 ・英語の歌→基本的な文→ゲームという流れが、スムーズにいかない。どこかにジャンプがあるから。
 ・ゲームのルール(自分の身のまわりのものを指さしながら答える、など)を短く、分かりやすく伝えることができない。
 ・色の指し示し方のバリエーションをつけると、変化があって考えながら歌える。
 ・「Copy me!」という指示で、ソアーベ体操のようにできる。
 ・体を温め、ほぐす導入であった。

(2)高野(久) 理科「宇宙人」

(4)藤崎  道徳「ぞうさん」
@発問1で長所を出させ、2で短所を出させ、3で言われると嫌なことを出させていた。だんだん出しにくいことを聞いている。大人にはつらいぞ〜子供たちは、(なぜか)発問1から3にかけてだんだん調子をあげていった。小林先生の文章の中にも書いてあった「短所のほうが書けるもの」イヤなことのほうが鮮明で書きやすいのか?また、「無理に発表しなくていいよ」という言葉がけが逆に安心させていたのかもしれない。
A同じような「プラス思考」の授業実践が多くある。どの学年でも、年にいっぺんくらいその学年に合った内容でこういう授業をするといい。〜TOSSやひこで貝沼先生が「足太いね」を紹介してました。
B過激な発言に対してどのように対応したか。〜全て認めた。全て、認め、受け止めることによって、子供たちの思いが昇華し、「すっきりした」という感想につながったのか。
C子供たちの感想から
 リスを激しく非難していた子供は、普段教師から見てリス的な言動をすることが多い子供のように思える。逆に、普段ぞうさん的な子供は「かわいそう」「みんなの気持ちがわかってよかった」「イジワルしないようにしたい」という感想を書いていた。
D教師の表情とっても大事。
 リスの憎らしさ、意地悪さを表現できる役者にならなくては、この授業は生きない。〜子供に指を指されて「あのリス、ぶっとばしい!」と言われた私は合格?
E(これは2次会で言われたんだったかな?)
 小林正樹先生の展開と違うのでは?〜そうですかしら?おんなじにやったんですが・・・。 どっか変でした


V レポート検討
(1)子どもに指導に関わって

(2)斎藤
「有田和正先生からの学び」
「伴一孝氏 説明文『体を守る仕組み』の要約文指導」
「学級通信『LET'S』二学期始業式での話」

(3)近藤
・学級通信
・長岡空襲資料

(4)山田(直) 分数のかけ算とわり算

(5)本間 学習活動指導案

(6)田代 百玉そろばん、食の授業「玄米と白米」(PP)

W たくみ講座準備C研修