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TOSS SANJO 第22回例会
                                              2002.8.17(土)   14:00〜17:00  於 三条市中央公民館
 
(参加者) 齋藤、高野(宏)、近藤、小林、捧、真島、高野(久)、川上、山田(直)、郷、藤崎、山田(博)、田代、山田高広先生、藍沢まき子先生の15名
      

T 模擬授業 
(1)山田(高)

(2)齋藤 食 「日本人ならごはんで給食」
 ・授業の最初の方はよい。後藤氏のHPの部分は先が読める。先が読めない展開を。
 ・献立表の提示のあと、・ごはんを見つけさせる、又は肉料理をみつけさせるなどの作業を入れる。ごはん中心の学校例をだす、または、5年後の変化をだす等できる。
 ・子どものための5か条がむずかしい。
 ・ しっかりと立つ。
 和食を見直す単元の導入の授業のつもりだった。そのため、5年前の給食にごはんが少ない原因を問いながらも答えを出していない。ご飯が大切であり、和食がすばらしいということを端的に示す例を見つけきれず、後藤氏のHPを使わせていただいた。山田高広氏から具体的な代案を示していただいた。検討していく。食教育は、栄養第一主義のみで無国籍な給食を見直すことからやりたいと考えている。「作業がある、先の読めない展開、事実で納得」という授業をめざす。

(3)田代 「カニを悼む歌」パロディー詩の授業
  最初の詩の提示で□の部分があった。□を読ませるときは、抜かして読ませないで「しかく」などと言わせて、読ませた方がよい。子どもにとって、どうするのが一番読みやすいか。
自然な流れをつくらねばならない。

(4)山田(直)「道徳」 セイギノミカタ
・ おもしろいが、受け狙いに走る児童も予想される。そのあたりの配慮が必要。
・ 女性に対するエピソードのあたり正義に関する詰めが甘い。工夫が必要。
・ やなせたかし氏についての人物伝の本があり、そこでのエピソードも工夫してふくらませてみてはどうか?
・ 作業指示を工夫することで、受け狙いの児童の対策は工夫できる。考慮すべき。
・ 模擬授業への取り組みとして、授業書をまず読み込む。次に、文を削る。最後に余裕を持たせる。

(5)近藤「花火師嘉瀬誠次さん,夜空にかける願い」
・書かせる時の指示をきちんとすること。
・授業者は全体を見ていく。目で一人一人を確認すること。
・地図,由来,エピソードなどを用意すること。
・説明が長いものは,資料を用意すること。
・発問を小さなものから大きなものへ段階をつけておくところを。
・あいまいな発問を何を聞いているかわかるようにすること。
・言葉の意味をさらに深く知らせる必要なところがあった。
・今後は,画像の作成と提示を工夫すること。




(6)高野(久)

(7)高野(宏)

(8)小林東京裁判」の授業
 a. 「指示1」の前に東京裁判法廷の写真を示している。これはよい。
   気付いたこと分かったこと思ったことを問うたが,これでは焦点がぼける。 「何をしているのですか。」と発問すべき。写真に集中出来る。授業の核心に真っ直ぐ迫れる。
 b. 検察側,弁護側の意見の要約について。
 ・短時間では読みとりにくい。一度読んだだけでは内容が理解しにくい。読んだ後すぐ感想を聞かれても容易に言葉が出ない。子供には尚更。すっと内容が理解できる工夫が必要である。検察側の主張と弁護側の主張のキーワードを対比して記すとか。
 ・要約した者の主観がどうしても入る。客観的な記述に出来ないか。少なくとも出典と要約した者の名前は記す必要がある。
 ・要約資料の読ませ方がやや唐突である。授業の組み立てに工夫が必要。
  〈代案1〉まず検察側主張の原文の一文を取り上げ,一字読解する。その後要約資料を示す。
  〈代案2〉身近な子供同士のケンカの例を取り上げる。どちらか片方に全責任があるケースが少ないことに気付かせる。その後に要約資料を示す。読んで「おかしいな」と感じるところを発表させる。
 c. 「裁判官」「被告人」「弁護人」「検察官」の4つの用語は板書すべき。
 d. 「裁判官」と「検察官」が双方とも戦勝国側からしか出ていないという不合理性。ここが一番大切な所。もっと強調する組み立てにすべき。「さて,裁判官がどこの国の人たちだったか。これらの国の人たちです。」と一国ずつ示す。しかも検察官を担当した国名の横に。さらに11か国全部示した後,「気付くことはありませんか。」と問う,など。
 e. 一度出てしまった判決。いかに不合理なものであったにせよ認識を変えるのは困難。そうしたことも子供たちに知らせた方がよい。
 f. 『東京裁判却下未提出弁護側資料』など,実物を是非示したい。     


Uレポート検討
(1)高野(久)

(2)近藤
・「自分の心の中のQ&A講座−1学期を考える」
・子供たちとの夏休みの交流
・現場指導について

(3)田代