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TOSS SANJO 第114回例会
                        2006.12.2(土)   14:00〜17:00  於 サンファーム三条
 
(参加者) 齋藤、高野(宏)、近藤、小林、捧、高野(久)、高原、小林(能)、井上、三浦、上村、早田先生、中澤先生、田代の15名 
 1  模擬授業
(1)田代 5年分数 A1 B10、C1
 @特別支援を要する子に立体の図は難しい。「分数ます」の写真は扱わずに、数直線から入る。
 A言葉の際だたせ方が弱い。
 Bサイトと教科書の視線移動が多く、不安定である。
 C囲む作業がいいのか、塗る作業がいいのか要検討。

(2)井上 2年算数「5のだんの九九」 A0 B8 C4
@導入は百玉がよい。
Aサイトでリズムとテンポがずれる。
B逐一指導である。答えの規則性を見つけさせる方がよい。
C教科書を見てください。→見なさい。
D「5×1=5」子どもが「です」をつけて答えていたら、それでよい。
 言い直させたり、復唱する必要はない。
E言葉の基本型をしっかり確定する。
 これがぶれているから発問もぶれる。子どもの答えも揃わなくなる。
F質問に対応した答え方をさせる。
G目がきいていた。
H「5個の○さら分は○個です。」が押さえどころでは。
 ことばを吟味する。(後につながる)
I○2の問題はテンポよく。復習せず、6〜9をさせるとよい

(3)上村 「ころころころ橋」 評定 オールB
@追い読み(1行ずつ)の後、2行ずつの追い読みを取り入れる。
A題名は言わない方が混乱が少なくなる。
Bどんどんスピードを上げ、子どもたちを巻き込んでいくようにするとよい。(たまにゆっくりにしたり、速くしたりなどの変化をつける)
Cリズムを感じさせるような指導をするとよい。
Dほめ言葉を言おうと意識しすぎるとテンポが悪くなる。また、指示を短くし(指導案通りの言葉を使う)リズムをくずさないようにする。
E鏡餅を実際に用意したのはよかった。
F子どもの方に目線が向けられ、安心できた。 

(4)齋藤 国語「平和」の意味を具体的に考える
評定 オールB
@「雪は、白い。」をひっくり返したら、「白いのは、雪である。」であり、「白ければ、・・」とならない。その時点で、入らなかった。
Aいい方の「型=フォーマット」が見づらかった。 はっきり示すべき。
B□の中に入れるのであるが、情報や根拠のない子には大変ではないか。情報を補う必要がある。
C雪と平和に大きなギャップがあった。
D正しい、と答えたのに、理由を聞かれても困る。
E思考がばらばらで何の授業かわからない。学習のまとめを書かせたとき、何をかけばよいかわからない。
F命題の授業であれば、ベン図などが有効か。
GAはBである。BであればAである。など、型がいる

(5)近藤 国語 俳句「赤とんぼ筑波に雲もなかりけり」 評定B13 C1
@読みを数で限定しないこと。「何回か読んでごらんなさい」「すらすら読めるようになるまで読んでごらんなさ
い」など。
A討論をさせるなら、一日のいつが出たところで、整理し、討論をさせていくようにする。意見を言いっぱなしで、そのあとすぐ教師がまとめてしまった。
B「筑波」の説明をすること。
C「雲もなかりけり」のとらえをはっきりさせること。
D「も」を考えさせることもできる。
E討論してでない時は、色を問う。そして、対比されている色を考えさせていく。

(6)小林(義) 社会 「大東亜戦争は自衛戦争か」 評定オールC
@自衛と侵略。国際法では誰が判定する事になつてゐるのか不明瞭具体的事実で示す
A51箇所作られた飛行場は米国領だけか。全て軍事目的か
B導入の掴み「自衛の意味」は難しく重いもつと短く。胸にストンと落ちるものを
C指示が全て教師→個人のパターン変化を持たせる。事前に確定しておく
D甲本先生の実践は「防衛」の言葉から入つてゐた教科書記述を検討し逆転現象を起こす実践だつた
E発問が後半に集中して居り前半は教師の説明が長い。検討が必要
F問ひの解が常に教師から与へられる。一方的。何とかならないか
 例へば「米国の石油禁輸」は資料集等に掲載されてゐる
G情報量過多。整理が必要(「飛行場51箇所新設」は印象強い)

(7)高野(久)
 @ 初歩的なミスでした。導線部分を指で押さえていたことです。
 A授業の勘所を瞬時にみきわめること。
  例えば,全員が「1円玉は明かりがつかない」に挙手をしました。
  私は板書の通りに1円玉から実験をしました。
  これではせっかくの楽しみをドブに捨てたようなものです。
  1円玉は,一番最後に持ってくる方が盛り上がったはずです。
 B豆電球の明かりをより際だたせるために照明を少し落とす工夫が必要でした。
  示範は一つの「見せ場」です。細心の注意を払ってより効果的な示範をするべきでした。

(8)高原 音楽「母音・子音」と「鼻濁音」を意識させ歌う。評定 B14人 C1人
 @「クロちゃんです。」のような裏声で歌うのはできない。
 A小ぶなつりし」のぶを鼻濁音で歌うにはどうすればよいのか?
 B鼻濁音は、が行だけ。「クロちゃんです。」のように、裏声で歌うのはできない。
 C最後に、片方は歌う、片方は聞くという活動をしたが、最後一緒に歌って終わり氏他方がよいと思う。

(9)高野(宏)


(10)捧 3年算数「あまりのあるわり算」(捧) B8 C5
・みかんの写真を使って,4個ずつ囲ませる。式を書かせて,すぐに46ページに行けばよい。
・囲ませたら,持ってこさせる確認も必要。
・博士マークのおさえがポイントなのではないか。
・ノートに書かせる図が書きにくい。いやになる。
・図は左側だけで十分。せめて,左右に変化をつけたい。
・自分の授業ではひろしさんの図を写すだけにした。式や答えの書き方を間違う子が多い。そちらの方をおさえる。
・補助計算を書かせる場面がない。ようこさんの考え方でそれを行わせる。
・教科書の絵の方がノートに書かせた図よりも一目で分かりやすい。

(11)小林(能)雪上車  A6 B3 C1
 @淡々と進んだ。「おー」がない。 情報がたくさん入っている。
 A開発のエピソード どんな苦労があったか聞いてはどうか。 
 Bトヨタとの比較。「トヨタが・・・」ときかれると 一瞬トヨタも雪上車をつくったのかと思ってしまう。
 Cエピソードがほしい。
  なぜ大原に話が来たのか。
  今も使われているのか。
  どのように使われているのか。
 D除雪のない時代の画像を入れる。
 E「冬でも冬眠」日本語としておかしい。