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説明文『海にねむる未来』
                                               TOSS SANJO  田 代 勝 巳(tkenk@rose.ocn.ne.jp)
 
 サークルでの模擬授業です。実際の授業では、音読に重点をおき、向山型説明文の指導方法ですすめました。(そのほか、指示語についても扱いました。)


指示1 形式段落に番号を付けなさい。終わった人は、すらすら読めるように練習していなさい。
 
 形式段落の始まりを一斉読みして確認する。

指示2 すらすら読めるようになったか確認します。1分間に400字ぐらいすらすら読めれば合格です。最初から40ページの3行目までが約400字です。ではやってみましょう。1分たったら「やめ」といいます。全員起立。ようい、はじめ。
 

指示3 今度は、隣同士でテストをします。最初に読む人を決めなさい。はい、最初に読む人?では、聞く人は何回まちがえたか数えながら聞いていてください。先生は1分間はかります。
 
 交代して行う。

指示4 何回まちがえたかききます。6回以上?5回?4回?3回?2回?1回?0回? 3回以内ならばA、4,5回ならばB、6回以上はC。教科書の筆者名の下に日付とABCを書いておきなさい。
 
 0回の人がいたら読ませる。(拍手)

発問1 問いの段落は何番ですか。
 
  問いの文に横線、問いの一字を赤鉛筆で囲むように指示する。

発問2 では、答えが書いてある段落は何番ですか。
 
  B、K

発問3 Kは答えの段落ですか。
 
 ○か×かで簡単に討論する。
 問いの文は「海にある宝物とは、いったいなんなのだろうか。」である。「宝物」の答えになっているのは、Bだけである。

発問4 筆者は「宝」と「宝物」を区別しています。「宝物」とは何だと言っているのですか。(薬) では、「宝」とは何だと言っているのですか。(生きるためのちえ)
 

指示5 「薬」と書いてあるところの線を引きなさい。
 
 「薬」はAからIまで書いてあります。

発問5 AからIまでは3つに分けられます。最初はAからどこまでですか。
 
  同様にD〜F、G〜Iにわける。区切りに線をひく。

指示6 次の図をノートに写しなさい。
 
           ABC
       @   DEF
           GHI
 

発問6 A〜Cまででのキーワードを「サメ」にします。では、D〜Fまでのキーワードは何ですか。
 
  D〜Fまでは「海綿」、同様にG〜Iも「カブトガニ」としてまとめる。

発問7このままでは、JKに対する問いの文がありません。問いの文をノートに書きなさい。
 
  海にある宝とは、いったいなんなのだろうか。

発問8 この説明文の題は何ですか。(海にねむる未来)この題はこのままでよいでしょうか。それともよくないでしょうか。
 

発問9 題名がよくなるようになおしなさい。
 
 ノートに書かせ発表させる。
 「海にねむる宝」

説明1 この説明文では、宝と宝物を次のように使いわけています。 ですから先生ならば、この説明文のと題は「海にねむる宝」とします。
 
 海【宝=生きるためのちえ(宝物=薬)】

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