TOSS新潟HP/TOSSとは


  TOSSTeachers Organization of Skill Sharing

参加教師約1万名という日本最大の民間教育団体   代表 向山洋一氏

  

 TOSSは、教師が一人だけで苦しまず、優れた教師とても授業の技量を秘匿せず、先生方みんながそれぞれ持っている得意な教育技術、教育指導のスキルを、互いに情報交換しようという運動を起こした。それは、20世紀末の18年間、教育技術の法則化運動と命名され、自主的な運動として花開いた。合宿研修での学びあい、教育技術の書籍、授業書シリーズの出版などで広く紹介された。教育技術の法則化運動、は若い教師を中心に広がり、日本で最大の教育研究団体になった。
 21世紀になり、インターネットというテクノロジーに出会うと、それが、教師お互いのスキルの学びあいや情報の交換という理念にぴったりのツールであることが分かった。しかもリアルタイムの交流が出来るようになった。教育技術の法則化運動は、インターネットの時代を迎えて勢いを得た。TOSS(Teachers Organization of Skill Sharing)と名前を変えて再出発したのである。それがTOSSの由来である。
 子どもが漢字を正しく書ける、算数の原理と計算力がきちんと身に付く基礎学力の定着にはどのように指導すればよいか?小学校英会話教育、特別支援の教育などをどう指導するか?学習内容が分からない子どもの指導はどうするか?クラスが荒れてしまった時どうするか?給食の時ケンカが起こったらどうするか?若く教師になったばかりの先生は何も分からず一人で苦しんできたことが多い。大学での授業でも学校内の研修でも、公的な行政研修でも、そういうことは教えないからである。
このような具体的な教育問題に正対し、あらゆる教育場面での教育技術の確立をめざしているのがTOSSである。 
 

        

                【TOSSの基本理念】
 
 @多様性の原理:教育技術はさまざまである、できるだけ多くの方法をとりあげる。

 A連続性の原理:
完成された教育技術は存在しない。常に検討・修正の対象とされる。

 B実証性の原理:
主張は教材・発問・指示・留意点・結果を明示した記録を根拠とする。

 C主体性の原理:
多くの技術から、自分の学級に適した方法を選択するのは教師自身である。 


【TOSSが掲げる教育指導技術 十ヶ条】

  1111111  第1条 趣意説明の原則
第2条 一時一事の原則
第3条 簡明の原則
第4条 全員の原則
第5条 所持物の原則
第6条 細分化の原則
第7条 空白禁止の原則 
第8条 確認の原則
第9条 個別評定の原則
第10条 激励の原則