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白鳥は哀しからずや空の青海のあをにもそまずただよふ(若山牧水)

田代勝巳(TOSS SANJO)

若山牧水の短歌を分析批評で授業する。


短歌「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにもそまずただようふ」を提示する。「白鳥」は「しらとり」とルビをふっておく。

指示1 どこで区切って読みますか。読んでごらんなさい。

指名して読ませる。五・七・五・七・七のリズム、切れ字の「や」で区切ることを確認する。

発問1 意味のわからない言葉はありませんか。

「哀しからずや」は「かなしくないのだろうか」
「そまず」は「そまらないで」(影響を受けて、そうならないで)
「ただよふ」は「揺れ動く」
「あを」は「あお」

発問2 話者から見えているものは何ですか。

白鳥、空、海

発問3 何色が見えますか。

白、青、あを

発問4 一番強調されている色は何色ですか。

発問5 白鳥は、1羽でしょうか。複数いるのでしょうか。

「哀しからずや」とあるので1羽と考えた方が自然である。

発問6 白鳥は、どこにいるのですか。図にかきなさい

「空の青にも海のあをにも」とあるので、空にも海にも接しているところ、つまり海の上にいると考えられる。

発問7 この詩で対比されているものは、何と何ですか。

白鳥と空
白鳥と海
白と青
白とあを
話者と白鳥

発問8 白鳥と空・海は、どういう点で対比されていますか。

 生き物と自然
 小と大
 点と面
 動と静
 

発問9 話者は白鳥をみてどんなことを考えたのでしょうか。熟語で書きなさい。

   孤独、自由、自己主張、孤高



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